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旺旺がTDR発行へ、9月に意思表明か


ニュース 食品 作成日:2008年8月27日_記事番号:T00009830

旺旺がTDR発行へ、9月に意思表明か

 
 食品大手旺旺集団の香港持ち株会社、中国旺旺控股の蔡衍明董事長は9月中旬、劉兆玄行政院長を訪問して正式に台湾預託証券(TDR)発行の意思を伝えるとみられる。蔡董事長は中国市場での展開を重視し、台湾事業は縮小する考えとされるが、馬英九政権に一貫して高い期待を抱いており、台湾への投資も継続するとみられる。27日付蘋果日報が報じた。
 
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 同社の業績発表によると上半期の同社売上高は、主力商品である米菓商品が値上がりしたこと、および嗜好(し好)食品の売上高が大幅に伸びたことから、前年同期比41.8%増の219億7,900万台湾元(約764億円)、純利益は53.9%増の39億9,900万元に上ったことが分かった。純利益率は台湾系食品企業では最高だった。

 旺旺幹部は「今後設備投資に55億8,000万元を投じる計画で、上半期は米菓、乳製品、嗜好食品向けの生産ライン拡大に投入した」と語っており、上半期は米菓の売り上げが70億3,700万元に達し、年成長率は54%を超えたという。また乳製品と飲料でも売上高は前年比38%増の75億3,300万元となり、証券会社は、旺旺では今年通年の利益が75億6,400万元に達すると予測している。