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バイオエタノールへの参入、相次ぐ


ニュース 石油・化学 作成日:2008年8月27日_記事番号:T00009832

バイオエタノールへの参入、相次ぐ

 
 台湾企業の間でバイオエタノールの生産に参入する企業が相次いでいる。2011年にガソリンにバイオエタノールが3%添加されることを見越した動きだ。27日付工商時報が伝えた。

 このうち、台湾繊維酒精は30億台湾元(約105億円)を投資し、彰浜工業区(彰化県)と屏東県に牧草を原料とするバイオエタノール工場を建設する。生産能力は各4万3,000キロリットルで、彰浜工場は年末にも着工する。操業開始は2011年の予定。屏東工場は来年着工し、12年の生産を目指す。将来的にはサトウキビかすなどの農業廃棄物も原料として活用する。

 台湾糖業も30億元を投じ、南靖製糖工場(嘉義県水上郷)にサトウキビを原料としたバイオエタノール工場を設置する。生産能力は年10万~12万キロリットルで、早ければ来年にも着工し、10年にも生産を開始する。

 調味料大手の味丹企業は台湾中油と協力し、味丹沙鹿工場(台中県沙鹿鎮)に糖蜜を原料とするバイオエタノール工場を建設する。生産能力は年6万キロリットルで、来年9月の操業開始を見込む。同社は台湾で初めてバイオエタノールの量産を開始することになる見通しだ。

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