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作成日:2008年8月27日_記事番号:T00009833
佳世達の液晶TV出荷、目標100万台に半減
昨年9月に明基電通(BenQ)から分社したODM(相手先ブランドで設計から製造までを担当)メーカー、佳世達科技(Qisda)の熊暉総経理は26日、液晶テレビの通年の目標出荷台数を従来目標の200万台から100万台に、液晶モニターを従来目標の1,800万台から1,400万~1,500万台に下方修正すると発表した。27日付経済日報などが報じた。
熊同社総経理は下方修正の理由として、▽消費不振▽原料価格の高騰▽顧客からの受注が予想以下──などを挙げた。今年上半期の出荷台数は、▽液晶テレビ、30万台▽液晶モニター、680万台──だった。
同社によると、第3四半期の売上高は前期比で、▽プロジェクターや携帯電話、増加▽液晶テレビ、前期並み▽液晶モニターや事務機器、減少──とみている。損失額は前期並みの予測。第4四半期も楽観はできないと熊総経理はコメントした。
第2四半期の連結売上高は304億5,000万台湾元(約1,060億円)だった。営業損失は6億9,000万元で第1四半期の5億3,000万元より悪化した。しかし業務外利益が15億元に上ったため、純利益は5億7,000万元となった。従来予測では第3四半期に本業で損益分岐点に達するとしていたが、実現は第4四半期となりそうだ。