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智邦科技、杜憶民董事長が辞任へ


ニュース 電子 作成日:2008年8月27日_記事番号:T00009837

智邦科技、杜憶民董事長が辞任へ

 
 2003年から07年まで5年連続で赤字が続いているネットワーク・通信設備の智邦科技(アクトン・テクノロジー)の杜憶民董事長は26日、董事会で辞任を願い出た。同社幹部によると杜董事長は過去にも辞任を口にしたことはあったが、董事会に諮ることはなかったという。鄭家俊スポークスパーソンも、「杜董事長の辞任の意思はそれほど固くなかったが、きのうの夕刊で報じられ地位に執着していると見られることを避けるため、正式に辞任を決めた」と語った。27日付蘋果日報が報じた。

 鄭スポークスパーソンによると、今年は第1四半期、第2四半期と赤字を脱しており、杜董事長はこれを契機に董事長の交代を決めたとしている。今後は社の体質改善を進め、収益の上がらない出資事業は整理する考えだ。

 智邦科技は今後1~2週間以内に董事会を召集し新董事長を選出する予定で、同社創業者の盧崑瑞総経理や黄安捷執行長が引き継ぐ可能性が高いとの観測が出ている。

 智邦科技の上半期売上高は77億1,500万台湾元(約268億円)、税引前利益は2億100万元となっている。第2四半期は、これまで赤字が続いていた本業以外の業績が1億3,600万元の黒字となった。