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米GPSチップ大手に販売禁止、台湾メーカーに影響


ニュース 電子 作成日:2008年8月27日_記事番号:T00009839

米GPSチップ大手に販売禁止、台湾メーカーに影響


 米司法当局は、全地球測位システム(GPS)用チップ大手の米SiRFテクノロジーが米ブロードコム社の特許6件を侵害しているとの裁定を下し、米国際貿易委員会(ITC)に対し、特許侵害とされた商品の米国での販売を禁止するよう求めた。これを受け、SiRF製チップの使用比率が高い神達電脳(マイタック・インターナショナル)への影響が懸念される。27日付経済日報が伝えた。

 神達電脳は「今年の出荷は影響を受けない。来年にはSiRFが特許侵害を回避する商品を開発するとみられる」と説明している。同社は代替チップの確保にも着手し、調達リスクの分散を図る方針だ。

 ITCが「クロ」との判断を下すには、定数6人による委員による全員一致の決定が必要となり、年内にも最終決定が出る見通しだ。

 業界アナリストは、「SiRFの関連チップは早ければ年末にも米国で販売できなくなる恐れがある。神達電脳はSiRF製チップの使用比率が高く、北米市場を重視しているため直接的な影響を受ける」と分析している。