ニュース 自動車・二輪車 作成日:2021年9月14日_記事番号:T00098396
トヨタ自動車の台湾総代理店、和泰汽車は13日、トヨタが先日発表した減産幅が大きく、台湾でも9月末には在庫がほぼ底を尽き、10月には売れる車がなくなると懸念を示した。車載用半導体など部品の供給不足のほか、台湾で新型コロナウイルス域内感染状況が落ち着き、規制が緩和されたことで、8月より新車購入意欲が回復したことも一因だ。劉伝宏・トヨタ車両本部長は、台湾生産車の部材の在庫は何とか保っているが、部材の仕入先であるマレーシアやベトナムなど東南アジアの工場が、新型コロナ感染拡大によるロックダウン(都市封鎖)などで稼働率が低下しており、毎週在庫を確認し、空輸もしていると明かした。14日付中国時報などが報じた。
カローラクロスGRスポーツは、トヨタ車を製造する国瑞汽車と、トヨタのスポーツカーブランド、GRが共同開発した(和泰汽車リリースより)
劉・トヨタ車両本部長は、輸入スポーツ用多目的車(SUV)の「RAV4」や、輸入セダンの「カムリ」などの人気車種も、供給不足に陥ると話した。トヨタ本社からの輸入割り当ての獲得に尽力するが、トヨタが発表した減産幅が大きいため、十分な割り当ては見込めないとの認識を示した。和泰汽車は10月の販促キャンペーン中止を検討している。
トヨタは10日、東南アジアの新型コロナ感染拡大に伴う部品供給不足により、8月19日公表の生産計画に対し、9〜10月の世界生産台数を約40万台減らすと発表した。うち、海外が22万台、日本国内が18万台だ。
新型カローラクロス発売
和泰汽車は13日、台湾生産SUV「カローラクロス」のスポーツモデル「カローラクロスGRスポーツ」を発売した。価格は87万5,000台湾元(約350万円)から。若い世代をターゲットに、年間目標販売台数は7,500台を見込む。和泰汽車は、新車種投入によりカローラクロスシリーズ全体の年間販売台数は3万8,000台を上回ると予想した。
カローラクロスは、2020年10月に発売以来、月平均3,500台、累計約4万台を販売した台湾で最も売れている車種だ。
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