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広達がLGと和解、最大の受託メーカーに


ニュース 電子 作成日:2008年8月27日_記事番号:T00009841

広達がLGと和解、最大の受託メーカーに

 
 広達電脳(クアンタ・コンピュータ)と韓国LG電子の間で争われていた特許侵害をめぐる裁判で和解が成立し、これを機に広達が今年からLGのノートパソコン(ノートPC)の最大の受託生産メーカーになると27日付工商時報が外電の報道に基づいて報じた。今年は14.1インチおよび15.4インチを計60万台受注するとみられる。

 2000年に始まった両社の特許訴訟問題は、米インテルがLGの特許を使用してマイクロプロセッサーを生産し、広達など台湾メーカーがこれを購入したことが発端。LGは広達などに特許使用料の支払いを求めていたが、台湾メーカー側は「重複請求」に当たるとして支払いを拒否した。なお米連邦最高裁は6月、原告LGの請求権を認めないという判決を下し、広達が勝訴している。

 広達のスポークスパーソンは、「両社がライセンス供与について合意に達したのは事実だが、特許使用料の支払いなど詳細についてはコメントできない」と語っている。

 LGは26日のニュースリリースで、「広達との特許訴訟問題は解決した。われわれは、広達のマイクロプロセッサー使用が当社の特許を侵害していると判断して提訴し、8年にわたり争ってきた」としている。