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「主権問題で中国に誤断させるな」=米AIT主席理事


ニュース 政治 作成日:2008年8月28日_記事番号:T00009846

「主権問題で中国に誤断させるな」=米AIT主席理事

 
 レイモンド・バーガード米国在台協会(AIT)主席理事は先ごろ、台湾政府関係者と接触し、▽中国が台湾に対する主権を持つという印象を与えるべきではない▽台湾の国際的活動に対し最終的な承認を中国政府が行うことはできない──の2点を表明したもようだ。急速に対中関係の改善を進め「中国寄り」との批判も出ている馬英九政権の姿勢に対し、一定の懸念があるものとみられる。28日付自由時報が報じた。

 「印象を与える」という表現が具体的にどのような行動を指すかについてバーガード主席理事は言及しなかったとされるが、台湾の国際活動に対し中国政府が最終的な承認を下せないということについては、「中国政府が同意した台湾の活動に、米国が反対することもある」と説明したという。

 ある外交関係者は、「米国側が伝えたかったのは『馬政権は中国との関係修復を図ると同時に、台湾海峡の現状維持を重要視すべき』ということだ」と指摘し、「中台が関係を深める中、米国は中台関係への影響力維持を望んでいる」と分析した。