Gogoro、米ナスダック市場に来年上場へ(トップニュース)/台湾


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2021年9月17日_記事番号:T00098471

Gogoro、米ナスダック市場に来年上場へ(トップニュース)/台湾

 電動バイク最大手の睿能創意(Gogoro台湾)は16日、米国の特別買収目的会社(SPAC)、ポエマ・グローバル・ホールディングスとの合併により、米ナスダック市場に来年第1四半期に上場すると発表した。SPACを通じたナスダックでの新規株式公開(IPO)は、台湾企業で初めて。Gogoro台湾の陸学森(ホレイス・ルーク)執行長は、世界のスマートモビリティーの二輪車の需要は5億台以上と指摘。米国上場で全世界から資金を調達し、これまでの台湾市場中心から、次のステージは中国やインドを中心に、海外展開を進めると説明した。17日付工商時報などが報じた。

/date/2021/09/17/00gogoro_2.jpg20年からの政府の電動バイク購入補助金削減により、Gogoroは台湾市場で販売台数が伸び悩んでいる(Gogoro台湾フェイスブックよ

 Gogoroは、合併後の企業価値の評価額は23億5,000万米ドルと見積もった。台湾のユニコーン企業として過去最高額だ。

 GogoroのIPOを通じた資金調達額は5億5,000万米ドル以上の計画だ。うちポエマが1月にナスダックでIPOを行い、調達した資金が3億4,500万米ドルで、2億5,000万米ドルを上場株への私募増資(PIPE)で調達する。

鴻海も出資、中国でQ4発売へ

 GogoroのPIPEによる資金調達に対し、鴻海精密工業が同日、2,000万米ドルを引き受けると発表した。出資比率は0.76%となる。

 Gogoroと鴻海は6月、電動バイクの製造やバッテリー交換技術などに関する提携覚書(MOU)を締結した。鴻海が中国やインドなどでGogoroの電動バイクを受託生産、部品を供給する可能性があるとみられている。

 Gogoroは、中国バイク最大手の江門市大長江集団などとも提携している。陸・執行長は、第4四半期に浙江省杭州市でGogoroの機電システム、パワード・バイ・ゴゴロ・ネットワーク(PBGN)を採用した電動バイク発売を目指しており、来年には江蘇省無錫市など5都市以上に進出する計画と説明した。

 鴻海以外には、インドネシアの配車アプリ大手のゴジェックと電子商取引(EC)大手のトコペディアが合併した新会社、ゴー・トゥー・グループなどが、Gogoroに新たに出資する。

 Gogoroは、従来の株主の▽潤泰集団(ルンテックスグループ)の尹衍樑(サムエル・イン)董事長、▽シンガポールの政府系ファンド、テマセク・ホールディングス、▽ゴア元米国副大統領が設立したジェネレーション・インベストメント・マネジメント、▽住友商事、▽仏エネルギー大手、エンジーグループ、▽行政院国家発展基金(国発基金)──なども引き受けると説明した。

 財務情報の詳細や今後の出資比率などについてGogoroは、法規制を理由に明らかにしなかった。ただ、2015年に販売を開始し、これまでの売上高は累計10億米ドル以上に上るが、電池交換システムの設置や電池への投資額が膨大で、まだ黒字化していないと説明した。

 

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