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淡水河北側道路、台北市が建設に反対


ニュース 建設 作成日:2008年8月28日_記事番号:T00009857

淡水河北側道路、台北市が建設に反対


 台北県政府は27日、淡水河北側道路の紅樹林駅~竹囲駅間(全長4.7キロ)に関する基本設計委員会を開いたが、隣接する台北市や環境保護団体が建設反対の立場を示し、計画の推進が危ぶまれている。28日付工商時報が伝えた。

 淡水河北側道路は紅樹林、竹囲地区の交通混雑解消を図る目的で、淡水河に沿って建設が計画されているもので、周辺では不動産開発が相次いでいる。

 しかし、台北市政府は公共交通輸送政策に反するとして建設に反対する立場を文書で表明し、同日の基本設計委にも欠席した。環境保護団体も建設の即時中止を求めている。最近建設用地で文化遺跡が発見されたことも反対意見を勢いづけている。

 台北市政府は中央政府が公共交通機関の整備で温室効果ガス削減を目指しているにもかかわらず、一部区間が自動車専用となる道路の建設を強行することに難色を示している。