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相次ぐ低価格ノート発売、価格競争に火ぶた


ニュース 電子 作成日:2008年8月28日_記事番号:T00009868

相次ぐ低価格ノート発売、価格競争に火ぶた

 
 8月は各社から相次いで低価格ノートパソコン(ノートPC)の新製品が発売され、価格競争が本格的に始まった。華碩電脳(ASUS)の沈振来執行長は先ごろ、「8、9月は低価格ノートにとって鍵を握る2カ月となる」との見方を示し、「エイサーが出荷台数を増やし、デルなどの大手ブランドが競争に加わったため、これまで華碩がほぼ独占してきた低価格ノート市場で価格競争が始まる」と指摘した。ただ、華碩は現段階では「Eee PC」の値下げ計画を示していない。28日付工商時報が報じた。

 米ヒューレット・パッカード(HP)は新学期シーズンをにらんで米国で「mini-note」を平均約100米ドル値下げしており、うち「KX868AT」は786米ドルから599米ドルまで下げている。台湾ではこれほど大幅な値下げは行われないが、プリンタとのセット価格で6,000台湾元(約2万1千円)の値下げを実施するなどの販促手法が採られるとみられる。

 エイサーの「Aspire One」もウインドウズXP版発売後、リナックス版を米国で329米ドルまで、50米ドルを超える値下げを行った。しかしエイサーでは「価格は地域ごとに設定する戦略を採っているが、現在同製品は供給不足が深刻でこれ以上の値下げを行う必要はない」としている。