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両岸共同市場、中国副首相が積極姿勢


ニュース 政治 作成日:2008年8月29日_記事番号:T00009874

両岸共同市場、中国副首相が積極姿勢

 
 中国の王岐山副首相は28日、中国に進出する台湾企業幹部約60人との座談会の席上、「両岸(中台)は共同市場の構築の検討が可能だ」と述べ、馬英九政権が総統選の公約に掲げた「両岸共同市場」構想の実現に積極姿勢を示した。29日付経済日報が伝えた。

 また、台湾側参加者が知的所有権保護の徹底を求めたのに対し、王副首相は「台湾企業の意見を重視しており、引き続き措置を講じていく。知的財産権保護により、台湾企業の大陸における発展に良好な条件を整えたい」と強調した。

 このほか、台湾側参加者からは台湾、中国、香港による「大中華共同市場」の創設や中台間における金融機関監督に関する覚書の早期締結などを求める意見が出た。

 王副首相は要望事項に細かく回答することは避けたが、「両岸はチャンスを逃さず、経済文化交流を強化し、協力分野を広げ、協力レベルを高めるべきだ。直接的三通を早期に実現して、各分野の交流と協力を新たな段階を迎えられるよう促していきたい」と述べた。