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李前総統が帰台、「訪日は成功」


ニュース 政治 作成日:2007年6月11日_記事番号:T00000991

李前総統が帰台、「訪日は成功」

11日間の訪日を終えた李登輝前総統は9日夜、中華航空機で台北に帰着。記者会見で、「大成功だった」と訪日を総括した。

 国際的な注目を集めた靖国神社参拝については、「中国、韓国が国内問題をうまく処理できないため干渉しているにすぎない」と述べる一方、「この問題で日本は軟弱すぎる」と日本も批判した。

 李登輝氏は離日直前に成田空港で、台湾独立の主張に反感を持つ中国人の男に中味の入ったペットボトルを投げつけられ、曽文恵夫人が警護員に押されて転倒したが、李登輝氏を含め大きなけがはなかった。

 李登輝氏は今年2月、雑誌「壹週間」で中国との経済交流拡大や中国訪問の意欲を語り従来の独立派の支持者を失望させていたが、今回は改めて日本との紐帯を見せて、原点に回帰した印象を与えた。日本での市民による歓迎ぶりなど、日頃は李登輝氏に批判的な統一派寄りのテレビ局も訪日を連日のように詳しく伝えた。