ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

伊藤忠、台中に「自由貿易区」設置を要望


ニュース その他分野 作成日:2008年9月1日_記事番号:T00009910

伊藤忠、台中に「自由貿易区」設置を要望

 
 伊藤忠商事は先ごろ台中市政府に対し、台湾中部での「中台湾自由貿易区」の設置に協力したいと申し出た。30日台中市で開かれた中台湾4県首長による会議で胡志強台中市長が明かした。伊藤忠は自由貿易区における税制優遇措置の導入、金融開放、国際的人材の吸収により、外資の台湾投資を呼び込むことが可能だと述べたという。31日付経済日報が報じた。

 胡市長によると、中国で大規模な投資を行っている伊藤忠は、多くの関連部品や設備補修、倉庫での物資の保管など、すべて日本へ持ち帰っているためコストを浪費しており、精密機械工業の発達した台湾中部に自由貿易区が設置されれば、日本、台湾、中国のいずれにとっても利益となると考えているという。

 中部での自由貿易区の設置には、黄仲生台中県長も興味を示しており、台中県建設処の賴英錫処長は「台中港内には開発可能な土地も多く、海運も便利なことに加え、台中空港(清泉崗空港)とも近く空運機能も提供でき非常に適している」と設置に前向きな姿勢を示した。