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高雄MRT不振、最終便の時間繰り上げ


ニュース 運輸 作成日:2008年9月1日_記事番号:T00009913

高雄MRT不振、最終便の時間繰り上げ

 
 今年3月に開業した高雄の都市交通システム(MRT)紅線は、利用者が増加せず赤字が拡大しているため、1日より最終便の運行時間帯を従来の午後11時30分から30分繰り上げて午後11時とする。1日付聯合報が報じた。

 高雄MRTは現在、平日の利用者が延べ300~400人、休日でも600~700人にとどまっており、最終便の利用者は数えるほどしかない。今年の赤字額は22億台湾元(約75億5,000万円)に膨らむ見通しであることから、高雄捷運公司では赤字削減の一環とて最終便の時間繰り上げを決めた。

 高雄MRTの不振の理由に、市民のバイク使用の習慣が挙げられている。聯合報によると、台北市では市民の45%が通勤・通学にバス・MRTなど公共交通機関を利用するが、高雄市ではこの割合はわずか8%にとどまっている。