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高鉄融資の金利引き下げ、今週中に銀行団協議


ニュース 運輸 作成日:2008年9月1日_記事番号:T00009915

高鉄融資の金利引き下げ、今週中に銀行団協議

 
 台湾高速鉄路(高鉄)向けの融資金利引き下げ問題で、主要債権行の兆豊金融控股幹部は31日、今週中に債権行21行による協議を行う方針を明らかにした。高鉄に対する第1期融資3,118億台湾元(約1兆700億円)のうち、金利が8%を上回る390億元について、4%前後への金利引き下げが決まる見通しだ。背景には邱正雄行政院副院長による積極的な介入があったもようだ。1日付工商時報が伝えた。

 兆豊金控の王栄周董事長は、「高鉄向け融資の一部金利は8%以上に達し、確かに市中金利より高すぎるので、引き下げ余地がある」と明言した。

 8%超の金利は4%台に引き下げられれば、高鉄は金利負担が年間で16億元軽減される見通しだ。

 高鉄側は金利負担を軽減するため、融資の全面的な借り換えを検討しているとされ、債権行の対応が注目される。