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台塑、太陽電池用EVAに参入か


ニュース その他製造 作成日:2008年9月1日_記事番号:T00009920

台塑、太陽電池用EVAに参入か

 
 台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス)はこのほど、太陽電池の生産過程で使用されるモノシランガス(SiH4)の工場設置を見送る方針を固める一方、太陽電池モジュールの接着封止膜に使用されるEVA(エチレン・ビニル・アセチレート)フィルムの生産に参入を検討している。1日付経済日報が伝えた。

 同社は2年前の段階でEVA製品の開発チームを設置し、昨年6月には経済部工業局による太陽光電モジュールパッケージング材料の新製品パイロット計画の対象に選定されている。同社は現在、工業技術研究院と共同で最終段階の開発を進めている。

 EVAフィルムは現在、日米企業により主に供給されているが、台湾で生産能力を持つのは現時点で台塑に限られる。

 台塑は今年6月の段階で、モノシラン工場の新設に約80億台湾元(274億4,000万円)を投資する意向を示していたが、太陽電池の感光原料がモノシランガスから色素へとシフトしていることを受け、投資見送りを決めた。