ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

東元電機など、ドイツで展示品没収


ニュース 家電 作成日:2008年9月1日_記事番号:T00009923

東元電機など、ドイツで展示品没収

 
 中華民国対外貿易発展協会(TAITRA)に入った連絡によると、29日に開幕したベルリン国際コンシューマー・エレクトロニクス展(IFA)で、台湾から出展した東元電機(TECO)、唯冠国際(プロビュー・インターナショナル)のDVDプレーヤーに対し、フィリップスが特許侵害を申し立て、展示品が独司法当局に差し押さえられた。30日付工商時報が伝えた。

 今回の申し立てを代行したのはイタリアの特許授権顧問会社シスベルで、今年3月に行われたハノーバーで開かれた世界最大の電子製品展示会CeBIT(セビット)でも台湾企業の特許侵害を申し立てた経緯がある。シスベルはさらに台湾企業の特許侵害を指摘する構えを見せており、欧州と台湾の特許紛争は拡大の様相を見せている。

 東元電機によると、差し押さえられたのは、液晶テレビ内蔵型のDVDプレーヤーで、同社は「特許侵害の問題はない。弁護士を通じ権益保護を求めていくことにした」とコメントした。

 TAITRAは今回の特許紛争の解決に全面的に協力する方針だ。TAITRAはIFAに初めて「台湾館」の形で出展し、台湾から102社が参加している。