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鴻海の上半期利益、前年比14%減


ニュース 電子 作成日:2008年9月1日_記事番号:T00009924

鴻海の上半期利益、前年比14%減

 
 鴻海精密工業の業績発表によると、同グループ上半期の連結売上高は前年比14%増の8,115億元(約2兆8,000億円)、連結純利益は295億8,500万元で前年比13.8%の減少となった。また同社の第2四半期の連結売上高は3,959億台湾元で、同純利益は119億3,400元にとどまり、証券会社予測の140億~150億元を大きく下回って過去2年間の最低を記録した。1日付経済日報が報じた。

 証券会社では、鴻海が76%の株式を保有する傘下の富士康科技集団(フォックスコン)の上半期純利益が1億4,200万米ドルと前年比56%の大幅減となったことにより、投資収益が昨年同期の72億元から約32億元まで大きく減少したことがグループ全体の利益減少につながったとしている。

 しかしゴールドマンサックス証券アジア科技産業研究部の金文衡主管によると、鴻海は米アップルの携帯電話iPhone、iPod nanoや、ソニーのプレイステーション3、液晶テレビなど多くの有力製品の受託生産を抱えており、下半期は好材料も多くファンダメンタルは上半期を大きく上回っていると分析している。