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中華電信、香港HKTに出資検討か


ニュース 電子 作成日:2008年9月1日_記事番号:T00009925

中華電信、香港HKTに出資検討か

 
 香港最大手電信キャリア、電訊盈科(PCCW)が傘下の持ち株会社HKTグループホールディングスの株式45%を売却する決定したことについて、中華電信がHKT株取得に向け積極的な検討に入っているとの観測が出ている。外資の予測では今回の株式売却総額は26億米ドル前後となるとみられるが、中華電信は30億台湾元(約103億円)、5%以下を出資して、海外電信業者への投資の足掛かりとしたい考えとされる。1日付工商時報が報じた。

 これについて中華電信の呂学錦董事長は、「顧客との秘密協定もあり、信頼関係維持のためコメントできない」としている。

 外資の指摘によると、HKT株取得については現在、プライベートファンドの出資意欲が最も高いが、PCCWは将来的な電信技術における交流を望み、アジア地区の大手電信企業からの出資を募りたい考えとされる。

 一方中華電信も現在進めるマルチメディア・オンデマンド(MOD)サービスに対し、現在世界最大のIPTV(インターネット・テレビ)業者であるPCCWのコンテンツを導入してサービスの向上に役立てたい考えとみられる。