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デル業績低迷、受託生産各社に影響


ニュース 電子 作成日:2008年9月1日_記事番号:T00009932

デル業績低迷、受託生産各社に影響

 
 米デルが28日に発表した2008年5~7月期業績が17%の減益となり、市場予測を下回ったことを受け、同社から受注している台湾のパソコン受託生産メーカー各社は一斉に株価が連れ安し、市場関係者は受託生産メーカーの業績に慎重な見方を強めている。30日付経済日報が伝えた。

 市場関係者は、企業のIT(情報技術)支出減少が米国だけでなく、欧州やアジアにも拡大していることを受け、デルの業務用パソコンの売れ行きが鈍る可能性があり、受託生産メーカーにも影響が懸念されると分析している。

 最も影響を受けるとみられるのは、業務用ノートパソコンの主要な発注先である仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)、デスクトップパソコンの組み立てを受注している鴻海精密工業、部品を供給している鴻準精密工業(フォックスコン・テクノロジー)、華孚科技(ワッファー・テクノロジー)など。消費者向けのモデルを主に受注している広達電脳(クアンタ・コンピュータ)、緯創資通(ウィストロン)への影響は相対的に小さい見通しだ。