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緯創資通、ベトナム投資減速か


ニュース 電子 作成日:2008年9月1日_記事番号:T00009933

緯創資通、ベトナム投資減速か

  
 ノートパソコン(ノートPC)受託生産大手、緯創資通(ウィストロン)の林憲銘董事長は27日に行われた業績説明会で、「来年一部の計画をペンディングする」と発言した。詳細な説明はなされなかったが、外資の多くでは、これは十中八九ベトナム工場への投資を指すという見方だ。1日付蘋果日報が報じた。
  
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 緯創は今年初め、中国での労働コスト上昇を理由に、第三地に設置する新会社を通じて、初期段階1,000万米ドルを投じベトナムに製造拠点を設置すると宣言した。観測では今年下半期に着工、2009年に稼働するとみられていたが、ベトナムのインフレ進行などにより計画は減速するとみられる。

 また、緯創の業績説明会に先立って、工場用地開発の合弁相手、奇美電子(CMO)電子が、パネル景気の悪化から同国での後工程モジュール工場設置スケジュールを半年以上延期すると表明している。さらにマグネシウム合金製筐体の可成科技(キャッチャー・テクノロジー)も、スト頻発やインフレの影響からベトナム投資について「模様眺めを続ける」と表明した。

 一方、仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)は、「ベトナム工場は予定通り09年第1四半期竣工、第2四半期量産開始とするスケジュールに変更はない」としている。