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広達、自社ブランドでMID発売を視野


ニュース 電子 作成日:2008年9月1日_記事番号:T00009934

広達、自社ブランドでMID発売を視野

 
 ノートパソコン(ノートPC)受託最大手、広達電脳(クアンタ・コンピュータ)の林百里董事長は29日、ノートPC以外の分野で自社ブランドによる新製品を近く発表する考えを明らかにした。30日付経済日報が伝えた。
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 林董事長は詳細を明らかにしなかったが、新製品はモバイル・インターネット・デバイス(MID)を基礎とする商品で、広達は通信キャリアとの協力による販売を視野に入れているもようだ。発売時期は来年が見込まれるという。広達が受託生産中心から自社ブランド生産に参入するとすれば、経営路線の一大転換となる。

 市場関係者は「自社ブランドへの参入方式は、宏達国際電子(HTC)のような方式となり、取引業者が自社製品として発売を望まない場合に広達が自社ブランドで生産を行う『自社ブランド兼受託生産』のモデルを採用するのではないか」という予測を示した。

 林董事長は「広達の財務、技術、販売はすべて安定しており、次の段階の商品を開発すべき時期が来ている。新製品は小刀のようなものではなく、斬新で大きな市場を持ち、完全な生産ラインを持つものになる」と述べた。

 広達は1999年に米国市場向けパソコン「Q-lity」、2000年に携帯電話端末「Giya」で自社ブランド生産を試みたが、いずれも生産を中止している。