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パラグアイ、台湾の国連加盟不支持へ


ニュース 政治 作成日:2008年9月2日_記事番号:T00009940

パラグアイ、台湾の国連加盟不支持へ


 南米パラグアイのルゴ大統領は31日の現地テレビ番組で、国連総会で台湾の国連加盟提案を支持しない考えを示した。2日付聯合報が現地発AP通信を引用して伝えた。

 ルゴ大統領は「全ての国と外交関係を持ちたいが、台湾を承認した国は中国と国交を樹立できない」と述べ、中国との国交樹立を望む立場を示唆した。

 パラグアイは1957年から台湾と外交関係を持ち、これまで一貫して台湾の国連加盟を支持しており、台湾はその見返りとして多額の経済援助を行ってきた。8月下旬には馬英九総統がルゴ大統領の就任式に出席し、友好関係の維持を確認した矢先だった。

 パラグアイでは60年間続いた保守政権に代わり、ルゴ大統領率いる中道左派政権が誕生したばかり。ルゴ大統領は中国への傾斜を強めているとされ、台湾との外交関係維持は微妙な情勢となった。