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UMCに南科への移転構想、インサイダー疑惑で新竹に嫌気


ニュース 電子 作成日:2008年9月2日_記事番号:T00009958

UMCに南科への移転構想、インサイダー疑惑で新竹に嫌気

 
 聯華電子(UMC)の曹興誠名誉董事長は1日、「社内で南部科学工業園区(南科)に移転しようという案が持ち上がっている」と語った。同社は先週、洪嘉聡董事長に対するインサイダー取引容疑で新竹科学工業園区(竹科)の本部が新竹地方検察署の家宅捜索を受け、和艦科技事件から続く捜査当局の圧力に嫌気がさし、経営本部を竹科から南科に移すことを検討しているとの観測が出ていた。曹董事長の発言はこれを認めたものだが、一方で「株主総会にかける必要があり、スケジュールはない」と述べた。2日付工商時報が報じた。

 今回の捜査を「和艦科技事件で一審無罪判決が出たことに対する検察の報復」と見なす曹名誉董事長は1日、「(新竹地検は)法衣をまとったやくざだ」と題する批判広告を大手各紙に掲載した。これに対し新竹地検は、「侮辱罪」で提訴する構えを見せているが、曹名誉董事長は「提訴を歓迎する」と受けて立つ構えだ。

 また、UMCが出資する太陽電池メーカー、聯相光電(ネクスパワー・テクノロジー)を海外市場で上場させるとの観測が 出ていることについては、「聞いたことがない」と否定した。