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ドライバICの奕力、通年出荷量が倍増へ


ニュース 電子 作成日:2008年9月2日_記事番号:T00009959

ドライバICの奕力、通年出荷量が倍増へ

 
 力晶半導体(PSC)傘下の小型パネル・ドライバICメーカー、奕力科技(イリテック)は、中国ホワイトブランド(地場ブランドの総称)携帯電話市場の回復および新機種の出荷が奏効し、7、8月分の出荷量が大幅に伸びた。1~8月の出荷量は6,500万個と、昨年の通年出荷量6,400万個を既に超えた。中国、日本、韓国の顧客からの受注は確保済みで、今年通年の出荷量は昨年比倍増の1億2,000万個に挑戦する。2日付工商時報が報じた。

 今年上半期は中国で大雪、地震と天災が相次ぎ、さらに中国政府の経済マクロコントロールによりコンシューマ向け電子製品の需要が振るわなかった。これにより、中国ホワイトブランド携帯市場で約60%のシェアを持つ奕力は直接ダメージを受け、上半期は出荷量こそ4,000万個に達したものの、平均単価が低下し、売上高は前年同期比17.1%増の11億3,000万元にとどまっていた。

 しかし、最近ホワイトブランド携帯、国際大手ブランド携帯ともに需要の回復がみられ、6月に8,600万元だった売上高は7月、2億3,500万元まで増加し、出荷量も7月は1,140万個、8月は1,360万個で中国携帯市場でのシェアは65%まで拡大したとみられる。