ニュース 医薬 作成日:2021年11月24日_記事番号:T00099706
台湾大学医学院附設医院(台大医院)は23日、鼻噴霧型の新型コロナウイルス感染症ワクチンを開発したと発表した。変異ウイルス、デルタ株のスパイクタンパク質の受容体結合ドメイン(RBD)を標的としており、中和抗体価は、現在使用されているワクチンの640倍に上るという。子供から49歳までの成人を対象としており、副反応は筋肉注射型ワクチンより軽いという。24日付中国時報が報じた。
開発プロジェクト主宰者の黄立民・台大医院児童医院院長兼小児科教授は、現在認可されている新型コロナワクチンは全て筋肉注射型で、肺のウイルスに抗体が反応し、重症化リスクを抑えることは可能だと説明。しかし、鼻から浸入したウイルスは上部呼吸器に残るため、自身が感染したり他人に感染させたりするリスクはなくならないと指摘した。また、いずれのワクチンも、デルタ株ではなく野生株(武漢株)に基づいて開発されているが、現在流行の中心はデルタ株であるため、世界中でワクチン接種が進んだ今も、感染は収束していないと説明した。
黄氏は、同医院が開発した鼻噴霧型ワクチンは、下部呼吸器だけでなく鼻腔のウイルスにも抗体が反応するため、デルタ株によるブレークスルー感染のリスクも軽減できると説明した。
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