《新型肺炎》オミクロン株警戒、ワクチン追加接種を春節前後にも(トップニュース)/台湾


ニュース 社会 作成日:2021年11月29日_記事番号:T00099772

《新型肺炎》オミクロン株警戒、ワクチン追加接種を春節前後にも(トップニュース)/台湾

 南アフリカなどで新たに見つかり、感染力が高いとされる新型コロナウイルス変異株、オミクロン株の感染が欧州などで拡大していることを受け、中央流行疫情指揮中心(中央流行疫情指揮センター)は29日までに、南アフリカなど10カ国を重点高リスク国家に指定した。過去14日以内にこれらの国に滞在歴がある入境者に対し、集中検疫所での14日間の外出制限「居家検疫」を求める。指揮官の陳時中・衛生福利部(衛福部)長は28日、防疫対策を特別に引き締める計画はないが、ワクチン接種を増やす必要があると指摘した。指揮センターはきょう29日午後の記者会見で、2回目のワクチン接種から6カ月以上経過した18歳以上に対し、3回目の追加接種(ブースター接種)を春節(旧正月、2022年は2月1日)前後に開始すると発表した。自由時報電子版などが報じた。

/date/2021/11/29/00chen_2.jpg陳・衛福部長は、ここ1カ月はワクチン接種意欲の低下がみられるが、感染が広がってから接種したのでは間に合わないと、接種を呼び掛けた(衛福部疾病管制署ユーチューブより)

 重点高リスク国家は、▽南アフリカ、▽ボツワナ、▽ナミビア、▽レソト、▽エスワティニ、▽ジンバブエ──の6カ国を26日に、▽マラウイ、▽モザンビーク、▽エジプト、▽ナイジェリア──の4カ国を29日に指定した。過去14日以内に、これら10カ国に滞在していたか、乗り継ぎした場合、台湾への入境後、集中検疫所での14日間の居家検疫が必要となる。居家検疫のうち後半7日間または4日間を自宅などで過ごす春節シーズンの特例措置は認められない。

 外国籍の台湾入境は現行でも、居留証所持者に限定している。陳・衛福部長は28日、26日に重点高リスク国家に指定した6カ国について、居留証所持者が非常に少ないと指摘した。

 また陳・衛福部長は、もしオミクロン株の市中感染が発生すれば、規制を強化するが、市中感染が発生しなければ、規制を緩和することがあっても厳格化することはなく、年越しイベントの防疫対策も特に厳しくすることはないと語った。

青少年にBNT2回目接種へ

 陳・衛福部長は、18歳以上の3回目のワクチン接種は、2回目の接種から6カ月以上間隔を空け、出境するなどの事情がある場合は、接種間隔を5カ月以上に短縮することを認めると説明した。混合接種も認める。

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 来年1月末までに、2回目の接種から満6カ月が経過するのは26万3,000人。主に、ワクチン接種の優先順位1〜3位の▽医療従事者・関係者、▽中央・地方政府の防疫担当者、▽航空機乗務員や防疫タクシー運転手などの高リスク業務従事者──が該当する。

 また陳・衛福部長は、ビオンテック(BNT)のワクチンを1回接種し、深刻な副反応が出なかった12~17歳の青少年に対する2回目の接種を、12月中旬から実施すると発表した。

 台湾では9月下旬より12~17歳に対し、BNTのワクチンの集団接種を開始した。その後、海外でBNTのワクチンを若年層が2回接種した場合の、心筋炎の発症リスクが高いと指摘され、衛福部伝染病防治諮詢会予防接種組(ACIP)は11月10日の会議で、12~17歳に2回目のBNTワクチン接種を行うか、2週間後の会合で決定するとしていた。

 指揮センターの統計によると、BNTのワクチンを接種した12~17歳の青少年は110万人で、うち心筋炎例は17人。

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