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延滞債権比率が平均以上の銀行、中小企業向け融資に制限


ニュース 金融 作成日:2008年9月3日_記事番号:T00009979

延滞債権比率が平均以上の銀行、中小企業向け融資に制限

 
 行政院金融監督管理委員会(金管会)は、延滞債権比率が業界平均より高い銀行に対し、中小企業向けの融資額を拡大しないよう指導していくことを決めた。3日付経済日報が報じた。
 

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 これは、景気の低迷で延滞債権となる可能性の高い中小企業向け融資に対し、リスク管理の強化を求める声が出ていたことに応えたものだ。金管会は、銀行の中小企業向け融資額を2009年末までに3,000億台湾元(約1兆300億円)拡大させる計画を決定しており、リスクコントロールが課題となっている。

 現在、中小企業向け融資は、▽第一商業銀行(ファーストバンク)▽安泰銀行(コスモスバンク)▽台湾中小企業銀行▽台中商業銀行──が融資額全体の33~37%と高く、▽彰化商業銀行▽華南銀行▽玉山商業銀行(Eサン・コマーシャル・バンク)──が25%以上となっている。