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作成日:2008年9月3日_記事番号:T00009981
嘉裕のアルマーニ代理販売、中国での上半期利益が3千万元
アパレルの自社ブランド「カーニバル」運営や有名ブランドの代理販売を手掛ける嘉裕(カーニバル)では、中国でのアルマーニ代理事業による売上高が台湾での売上高を超え、上半期利益は3,000万台湾元(約1億300万円)に達した。温筱鴻・同社副総経理は、「今年のブランド事業による売上高は、中国で4億5,000万元、台湾では前年同水準の9億9,000万元を目標とする」と語った。3日付工商時報が報じた。
嘉裕は、アルマーニ系列およびディーゼルの代理販売権を取得しており、アルマーニの販売拠点は台湾に10カ所、中国に12カ所を構える。温副総経理は「今年は不景気だが中国市場はまずまずで、既存の拠点に加え9月中に山西省太原市、来年は河南省鄭州市に新拠点をオープンさせる」と語った。
台湾についてはアルマーニは店舗数拡大を継続するが、12店舗を展開するディーゼルでは年内に拠点を増やす考えはないとしている。温副総経理はまた、来年の新ブランド導入とディーゼルの中国進出の可能性も示唆した。
一方自社ブランドのカーニバルは、年内は既存の28拠点を維持し、これまでの「老舗洋服会社」からカジュアルシリーズを備える多元的ブランドへとイメージの転換を図りたいとしている。