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作成日:2008年9月3日_記事番号:T00009982
連戦名誉主席の長男、悠遊カード董事長に就任
悠遊カード公司は2日、臨時董事会を開き、連戦・国民党名誉主席の長男、連勝文氏の董事長就任を全会一致で承認した。連勝文氏は「現在当社は5,500万台湾元(約1億9,000万円)以上の赤字を抱えており、給与(30万元)は半分しか受け取らない」と表明した。郝龍斌台北市長(国民党)が先日同氏を董事長に登用すると発表した際には、「国民党中央への足掛かりを求める郝市長のあからさまなごますり」、「ポルシェを足代わりに使う連勝文氏は、悠遊カードを使ったことがあるのか」といった批判が起きていた。3日付蘋果日報が報じた。
連勝文氏は、「就任要請の際、郝市長は『国際金融、国際ビジネス紛争の解決に経験を持つ』ことが理由だとはっきり述べており、政治に言及したことはない」と強調した。また董事長就任後はコンビニ、コーヒーショップ、映画館といった小額消費市場での悠遊カード使用を可能にし、「香港の八達通カードのように『カード1枚で全台湾を楽しめる』ようにしたい」と抱負を語った。
しかし野党民進党の蔡煌瑯立法委員は、「郝市長は連戦氏にごまをすっているだけ」と批判し、同党の李俊毅立法委員も「公的リソースを私的に利用しており、公私混同だ」と批判を続けている。