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偏光板の力特、生産ライン3本を停止


ニュース 電子 作成日:2008年9月3日_記事番号:T00009992

偏光板の力特、生産ライン3本を停止

 
 パネルメーカーが6月から相次いで減産した影響で、関連部品メーカーでも受注減が顕著になっている。偏光板の力特光電科技(オプティマックス・テクノロジー)は8月下旬から生産ライン3本を停止し、生産能力利用率が第1四半期の70%から現在50%まで低下している。力特では、減産により8月の売上高は20%減となるという見通しを示した。3日付工商時報が報じた。

 李心英同社協理は、「7月からLGディスプレイ(LGD)向けにモニター、液晶テレビ用偏光板の受注が増えたが、パネル産業の不調により韓国メーカーも減産圧力を受けて川上の偏光板の出荷量にも影響が出ている」と語った。

 偏光板で域内最大手の地位にあった力特は、第1四半期に3億2,700万台湾元(約11億2,000万元)だった純損失が、第2四半期に4億1,200万元まで拡大するなど経営状況の悪化が続いている。さらにパネルメーカーによる偏光板製造の内製化も経営を圧迫している。友達光電(AUO)傘下の達信科技(ダクソン・テクノロジー)は、偏光板への事業転換に成功して上半期、力特の68億8,000万元を上回る74億5,000万元を売り上げ、域内最大手に立った。