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南亜、富士通との特許紛争和解


ニュース 電子 作成日:2008年9月3日_記事番号:T00009996

南亜、富士通との特許紛争和解

 
 南亜科技は2日、富士通と3年にわたったDRAM製品に関する特許紛争で和解し、ライセンス契約を締結したと発表した。これにより富士通は、南亜に対する日本へのDRAM製品輸入見合わせ要求を撤回し、米国で行っている訴訟も撤回する。なお、両社はライセンス契約の詳細を明らかにしていない。3日付工商時報が伝えた。

 南亜は今年5月、富士通の特許を侵害したことで、賠償金1億円の支払いと日本での回路線幅0.11マイクロメートルと90ナノメートルのDDR1、DDR2メモリの販売中止を命じる判決が確定していたが、米国では訴訟が続いていた。

 一方、南亜および傘下のパッケージング・テスティング(封止・検査)メーカー、福懋科技は、WBGAチップのパッケージングプロセスの特許権を侵害したとして、米テセラ・テクノロジーズから米テキサス州地方裁判所および国際貿易委員会(ITC)に提訴されており、今月下旬にも公判が始まる。白培霖副総経理は米国へ赴き、テセラと協議を行っている。