(一般公開)2015年第4四半期自動車・二輪車産業概況及び未来展望


2016年3月31日13:45  リサーチ 経営 台湾事情

(一般公開)2015年第4四半期自動車・二輪車産業概況及び未来展望

記事番号:T00063303

一、2015年第4四半期自動車・二輪車産業概況及び未来展望


1.産業全体

 例年通り、第4四半期は自動車市場のオンシーズンである。自動車ディーラーがキャンペーンを実施及び台北モーターショーの恩恵を受けたものの、中古車買換え補助草案及び輸出額が減少した影響を受け、当産業生産額は前期比13.6%増の555億1,000万台湾元、前年同期比0.3%増の小幅成長に留まった。同時に第4四半期は北半球の国の自動車部品市場のオンシーズンであるため、北米への輸出額だけでなく、主要輸出先国である中国、日本、イギリスへの輸出額も成長傾向を見せた。しかし、一部の地域(欧州連合(EU)、サウジアラビア、中東地域など)は政治及び石油価格低迷の影響を受け、2015年第4四半期自動車部品産業生産額は前期比7.9%増の541億4,000万台湾元、前年同期比1.9%減となった。

 二輪車産業について、2015年第4四半期は天気が寒くなり、ガソリン価格の下落が続いている影響を受け、二輪車への需要が減少し、当産業の生産額は前期比10.5%減の108億台湾元となった。

 電動車両産業について、ガソリン価格の下落が続いている影響を受け、燃費が良い電気自動車への需要が少なくなったため、ハイブリッド車の販売額は引き続き減少している。一方、電氣二輪車はディーラーがキャンペーンを実施していることにより、販売額は成長しているものの、電氣二輪車の市場規模は電気自動車より小さいため、電動車両産業全体の生産額は前期比6.5%減の7億8,000万台湾元となった(表1参照)。

2.産業別分析


(1)自動車製造業

 中古車買換え草案の影響を受け、消費者は様子見を決め込んだため、2015年第4四半期当産業輸出額は前年同期比14.9%減となった。しかし、自動車ディーラーがキャンペーンを実施、及び台北モーターショー期間の販売台数が増加した恩恵を受けて、第4四半期の生産額は前期比13.6%増の555億1,000万台湾元となり、ホンダフィットのモデルチェンジ及び三菱の新型アウトランダーが発売された14年第4四半期と比べ、0.3%増の横ばいとなっている。

 

(2)自動車部品産業

 2015年北米地域の市場は安定しているため、第4四半期自動車部品の北米地域への輸出額は引き続き成長している。主な輸出項目はバンパー、ライト、ギアボックス、ブレーキシステム、車体板金及びフェンダーなどを含む。主要輸出先のうち、北米地域、中国、日本、イギリスへの輸出額はそろって成長したものの、その他地域(EU、サウジアラビア、中東地域など)への輸出額は政治、ガソリン価格の低迷などの影響を受け、販売量は減少したため、生産額は前年同期比1.9%減となった。しかし、15年第4四半期自動車部品の輸出は台湾元安の恩恵を受け、メーカーの為替差益が増加したことにより、生産額は前期比7.9%増の541億4,000万台湾元となった。

 

3)二輪車産業

 2015年第4四半期から季節は冬に入り、低温及びガソリン価格低迷の影響を受け、市場の需要が弱まったことにより、台湾二輪車産業の生産額は前期比10.5%減の108億台湾元となった。

 

(4)電動車両産業

 石油価格は供給過剰の影響を受け、低迷が続いている。消費者は燃費の良い自動車・二輪車に対する需要が大幅に減少し、連帯的にハイブリッド動力車両の販売額に影響を与えた。このうち、電氣二輪車の販売額は成長したものの、ハイブリッド動力車両販売額の減少を相殺しきれなかったため、2015年第4四半期電動車両産業の生産額は前期比6.5%減の7億8,000万台湾元となった。

二、未來展望

 

1.自動車製造業

 例年では第1四半期は自動車市場のオフシーズンであるが、2015年第4四半期の受注が16年第1四半期にずれ込み、中古車買換え草案が16年1月8日に発効したことにより、自動車市場の販売額の追い風となった。16年第1四半期当産業生産額は550億900万台湾元と予想され、前期比0.8%減だが、トヨタカムリのモデルチェンジ及びフォードクーガーTDCiが発売された15年第1四半期と比べ3.0%増となっている。

2.自動車部品業

 2016年第1四半期北米地域の降雪期間が続き、景気が安定しているため、自動車部品業は尚も北米、中国及び日本などを主要輸出先国としている。このうち、クラッシュ製品(ライト、バンパー、フェンダー、バックミラー及び車体板金などを含む)は輸出規模に大きな割合を占め、16年第1四半期の生産額は538億4,000万台湾元で、前年同期比横ばいの見通しだ。

3.二輪車産業

 2016年第1四半期は新年のため、消費者の購買意欲が高まり、且つ政府の優遇措置の恩恵を受け、二輪車市場への需要が拡大する見通しで、連帯的に16年第1四半期の生産額をけん引して前期比3.2%増の124億台湾元となる予測だ。

4.電動車両産業

 ガソリン価格の下落は続くが、石油供給業は減産措置を検討しているため、電動車両市場への助けは弱いものの、価格下落のブレーキとなる予想だ。2016年第1四半期当産業の生産額は前期比5.2%減の7億8,000万台湾元と小幅減少する見通しだ。

機械業界-自動車・二輪車

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