中央流行疫情指揮中心（中央流行疫情指揮センター）の荘人祥・報道官は25日、９日に新型コロナウイルス域内感染を確認した中央研究院（中研院）南港Ｐ３実験室（台北市南港区）の助手の20代女性（第１万6,816例）の案件について、感染拡大はなく、収束したと述べた。接触者110人は14日間の外出制限「居家隔離」終了前の検査で陰性だった。「自主健康管理」（手洗い、外出時のマスク着用、公共の場所への出入り自粛など）の対象者36人、「自我健康監測」（外出時の常時マスク着用、手指の消毒、発熱などの症状があれば「1922」に電話するか衛生局に連絡し、指定の医療機関を受診するなど）の337人もいずれも陰性だった。26日付中国時報などが報じた。
また、指揮センターは24日、実験室での感染の原因について、▽防護服などの装備を規定通り着用していなかったこと、▽装備の着脱や生物学的安全キャビネット（ＢＳＣ）の使用で標準作業手順書（ＳＯＰ）違反があったこと、▽新入人員の訓練に対する追跡調査が不十分だったこと──などと結論付けた。中研院に対し、伝染病防治法に基づき、罰金15万台湾元（約62万円）を科すと発表した。
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