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作成日：2008年9月5日_記事番号：T00010039
宏全の中国子会社、大和証券SMBCPIが出資
宏全国際集団の、中国飲料市場における包装材およびＯＥＭ（相手先ブランドによる生産）事業展開を好感する大和証券ＳＭＢＣプリンシパル・インベストメンツ（大和証券SMBCPI）は８月下旬、宏全の中国子会社、宏全中国控股に対し2,200万米ドルを出資して株式の13.93％を取得した。大和証券SMBCPIは宏全中国の外資系最大株主となる。５日付工商時報が報じた。
今回の第三者割当増資で宏全中国控股は、総額8,000万米ドルを調達できる見込みで、大和証券SMBCPI以外に中華開発工業銀行も、931万米ドルを出資して株式の5.9％を取得している。なお宏全国際の宏全中国に対する持ち株率は52.33％。
宏全国際の曹世忠総裁は、今回調達する資金は主に、今後２年間の中国における工場拡張および利息の高い融資の償還に充てるとしている。
大和証券SMBCPIは、７月にも太陽電池メーカー、新日光能源科技（ネオ・ソーラー・パワー）の発行した転換社債（ＥＣＢ）の95％に当たる4,750万米ドルを引き受けており、相次いで台湾系大手企業への出資を行っている。
