ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

「投資失敗は自己責任」、李財務部長が反感買う


ニュース 金融 作成日:2008年9月5日_記事番号:T00010040

「投資失敗は自己責任」、李財務部長が反感買う

 
 李述徳財務部長は4日、株安で個人投資家が自殺したことについてメディアに考えを聞かれた際、失笑した後「投資失敗は個人の問題」と語り、「政府は一人一人の投資に責任を負わなければならないのか」と逆に質問を投げ返した。その上で、「内外の情勢をしっかりと把握すれば、投資における選択もより正確になる」と持論を展開した。5日付自由時報が報じた。

 こうした李財務部長の発言は投資家から大きな反発を招いており、インターネット上には「モラルがない」、「冷たい」などの批判の声が上がっている。

 また同紙によると同日、中華民国全国商業総会が開催した内需拡大についての座談会では、「食用油や小麦粉の値上がりで中秋節の月餅が売れない」という嘆きの声が上がったが、同座談会に出席した行政院経済建設委員会(経建会)の陳添枝主任委員は「馬総統は、消費意欲刺激のため月餅の発注量を4,000箱から8,000箱に増やした」と指摘した。しかし、業者からは「政府は4,000箱月餅を増やしただけで内需が拡大できると思っているのか」とあきれたという感想が漏れた。