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パプア国交交渉、資金着服疑惑で呉思材氏起訴


ニュース 政治 作成日:2008年9月8日_記事番号:T00010065

パプア国交交渉、資金着服疑惑で呉思材氏起訴

 
 台北地検は5日、陳水扁政権下でパプアニューギニアとの国交樹立交渉を仲介するとして、10億台湾元(約34億4,000万円)に上る資金を着服した疑いが浮上している外交ブローカーの呉思材氏が5日までに起訴された。6日付蘋果日報が伝えた。

 台北地検は呉被告の秘密資金の流れに関する容疑がまだ固まっていないが、拘置期限が切れるため、文書偽造と事件発覚後に男に脅迫されていたと虚偽の供述をした準誣告(ぶこく)の罪でいったん起訴した。汚職と公金横領の容疑については、国交樹立交渉の推進を指示した邱義仁・前行政院副院長などの取り調べで、資金の流れの全容を解明した上で他の被告とともに立件を目指す。

 パプアニューギニアとの国交樹立交渉をめぐる外交スキャンダルは、邱前副院長が国家安全会議秘書長に在任中の2006年、呉被告や中華顧問工程司の金紀玖前副董事長らを仲介者として、同国に2,980万米ドルの財政支援を行おうとしたところ、資金が呉被告らに着服されたとされる事件。