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「11 年に『632』」、馬総統が謝罪


ニュース 政治 作成日:2008年9月8日_記事番号:T00010066

「11 年に『632』」、馬総統が謝罪

 
 馬英九総統は5日、総統選で掲げた「633目標」(経済成長率年6%、1人当たりの平均所得3万米ドル、失業率3%以下)の達成が2016年になると外国メディアに語ったことが「公約撤回」と批判を浴びたことについて、「誤解だった」と述べるなど、謝罪を繰り返した。6日付中国時報などが伝えた。

 馬総統は「発言が正確さを欠き、誤解を生んだ。わたしと政権チームは確信を持っており、皆さんにも確信を持ってもらいたい」と述べ、公約撤回を否定した。

 ただ、633目標のうち、経済成長率と失業率については公約通りとしたが、1人当たりの平均所得3万米ドルの達成年限は16年で、任期末の11年時点では2万米ドルを想定しているとして、公約を一部修正した。3万米ドルの達成に関しては経済学者らから実現性に疑問の声が出ていた。

 馬総統は消費喚起を図るため、社会的弱者の団体に贈る月餅などを国務機密費で大量購入するパフォーマンスも見せ、「台湾の経済指標は(諸外国と比べ)悪くない。物価も安定を取り戻しており、みんなで消費して景気を刺激してほしい」と呼び掛けた。