金融持ち株会社全14社のうち、８月は12社までが黒字を計上し、赤字となったのは▽日盛金融控股（損失額１億9,100万元、約６億4,000万円）▽永豊金融控股（同8,300万元）──の２社のみとなった。10社が業績を上向かせており、業界全体が為替差損などによる上半期の不振から脱却しつつあることがうかがえる。11日付経済日報が報じた。
８月最も純利益が多かったのは国泰金融控股で、同社として今年最高の42億9,900万元となり他社を大きくリードした。新光金融控股は７月まで赤字を計上していたが、８月は台北市信義区の聯勤倶楽部跡地の売却益などにより31億元の利益を計上した。１～８月では、富邦金融控股が中国信託金融控股と並んで、純利益100億元を突破している。
