11日付工商時報が外電の報道として伝えたところによると、宏達国際電子（ＨＴＣ）が日本の携帯キャリア大手、ａｕに対し、来年４月よりスマートフォン「Touch Pro」を提供することが決まり、近く発表されるもようだ。これにより宏達は、海外携帯メーカーとしては初めて、日本の４大キャリア全社に製品を提供することになる。なお、日系インターネットメディアでは、auがTouch Proを市場に投入する時期は、来年ではなく年内の比較的早い時期と報道している。
Touch Proは宏達のダイヤモンドシリーズの１機種で、ＯＳ（基本ソフト）はWindows mobile、タッチパネル式でＱＷＥＲＴＹ配列のキーボードを備え、電子メールをよく利用するビジネスマンに適している。
宏達は2006年７月にＮＴＴドコモにスマートフォンを提供して以来、同年10月にはソフトバンクモバイルと提携、今年10月からは業界４位のイー・モバイルにもダイヤモンド機の提供を開始する。
宏達はまた、ソニーエリクソン向けに初めて受託製造を行ったWindows mobileの携帯情報端末（ＰＤＡ）の「Ｘ１」が、今月30日より英国、スウェーデン、ドイツで発売され、その他の地域でも第４四半期に相次いで発売となる。
