盧秀燕・台中市長は31日、台中国家歌劇院（ナショナル台中シアター）５階のレストラン「好様食芸餐庁（ＶＶＧフード・プレイ＆バー）」で開かれた結婚披露宴の参加者らのクラスター（感染者集団）について、感染確認者12人のうち招待客が10人で、台中市の１人の他は、▽基隆市、▽台北市、▽新竹、▽高雄市、▽台東県、▽金門県──の住民だったと説明した。１日付聯合報などが報じた。

　招待客は184人で、うち10人の感染が確認され、52人は検査で陰性だった。レストランが「実聯制」（連絡先など最低限の個人情報を取得し、最大28日間保管）を徹底できておらず、手書きの連絡先などの調査に時間がかかり、依然５人と連絡が取れていないとされる。

　中央流行疫情指揮中心（中央流行疫情指揮センター）指揮官の陳時中・衛生福利部（衛福部）長は同日、域内のオミクロン株の案件は24件に増え、うち19件は感染経路を調査中だと述べた。

　オミクロン株の案件は、▽基隆市の警察関連、▽台北市中正区の台湾銀行（台銀）館前支店の行員関連、▽台北市松山区の住民と外国人ヘルパー関連、▽新北市樹林区の電動部品メーカー、全球伝動科技（ＴＢＩモーション・テクノロジー）の工場関連、▽新北市中和区の工場作業員が住むマンションの住民らと台東県卑南郷の家庭関連、▽三重区の保険会社営業職関連、▽新北市永和区のハウスキーパーの60代女性、▽桃園市観音区の大潭発電所の拡張工事作業員関連、▽桃園市のダンス講師関連、▽台中市の披露宴関連、▽彰化県のペット用品工場の夫婦、▽高雄市の石化工場関連、▽花蓮県の花蓮慈済医院の看護師──など。

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