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TSMC、1〜8月売上高19.8%増


ニュース 電子 作成日:2008年9月11日_記事番号:T00010185

TSMC、1〜8月売上高19.8%増

 
 台湾積体電路製造(TSMC)が10日発表した8月の売上高は309億9,500万台湾元(約1,043億円)で、前月比0.4%増、前年同月比では6.2%増となった。1~8月の売上高は2,326億8,900万元で前年同期比19.8%の成長となった。8月の連結売上高は前月比0.1%増、前年同月比6.1%増の318億5,000万元。1~8月は前年同期比20.1%増の2,392億8,100万元。11日付蘋果日報が報じた。
 
 なお、BNPパリバ証券は、TSMCの投資格付を引き下げ、今年第4四半期の売り上げは18%減少、利益は30%減少するという見通しを明らかにした。
 
 同証券の半導体産業アナリスト、陳慧明氏によると、TSMCはバルクシリコンによる40ナノメートル製造プロセスのCPUチップ開発に取り組んでいるが、AMDとIBMの戦略提携関係は強く、TSMCのチャンスは少ないという。また、半導体産業そのものが従来のような高い成長率は望めず、同社の来年の生産能力拡大はわずか8%にとどまり、生産ラインの利用率は85%にまで落ち込んで、純利益も今年の1,090億元から1,080億元まで減少するとみられている。