ニュース
電子
作成日：2008年9月12日_記事番号：T00010211
世界先進、ＴＳＭＣからＭＥＭＳ受注へ
微小機械電子システム（ＭＥＭＳ）の生産を強化している台湾積体電路製造（ＴＳＭＣ）は、世界先進積体電路（ＶＩＳ）へのＭＥＭＳ委託生産を開始する方針だ。12日付電子時報が伝えた。
世界先進はＣＭＯＳ（相補性金属酸化膜半導体）技術によるファウンドリーで既にＴＳＭＣと密接な関係にあり、協力分野をＭＥＭＳにも拡大した格好だ。両社の提携強化は、ライバルの聯華電子（ＵＭＣ）がＭＥＭＳの生産体制を着々と整えていることに対抗する意味合いが濃い。
世界先進は年内にもＭＥＭＳ製品の少量生産を開始する予定で、当初は同社の0.35マイクロメートル製造プロセスを採用する。
ＴＳＭＣのＭＥＭＳ生産陣営にはこのほか、益華電子工業（ＥＴＲ）系のＩＣ設計会社の益芯科技が加わる。
