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台風13号、農業被害は1億4千万元以上


ニュース 農林水産 作成日:2008年9月15日_記事番号:T00010222

台風13号、農業被害は1億4千万元以上

 
 長時間台湾付近に滞在し大量の雨をもたらした台風13号(アジア名、シンラコウ)は、農業・水産業にも大きな被害をもたらしている。行政院農業委員会(農委会)の見積もりでは、台湾全土の農業・水産業における損失は1億4,000台湾元(約4億6,000万円)を超え、特に台風が上陸した宜蘭県では、6,000万元を超える損失額となり最も深刻だ。また新竹県、南投県、台東県、嘉義県などでも大きな被害が出ている。15日付中国時報などが報じた。

 宜蘭県の宜蘭河では、水位が両岸の土手に作られたバスケットボール場まで達しており、付近の住民によると「過去70年で最悪」という状況だ。

 農委会の統計によると今回の台風による台湾全土の宜蘭県の被害額は既に低金利ローンによる補助が公告されるレベルに達している。中でも養殖業の被害が1,950億元に達しており、現在既に宜蘭県政府に対し、速やかに救済措置を採るよう要請している。

 農委会によるとほかにも、グアバの落下被害が全土で発生し、また台風の影響により発生したフェーン現象で台東の釈迦頭に約1,000万元の被害が出たという。