中央流行疫情指揮中心（中央流行疫情指揮センター）指揮官の陳時中・衛生福利部（衛福部）長は27日、新型コロナウイルスの１日当たりの域内感染確認は、ピーク時に少なく見積もって４万5,000人、多く見積もれば10万人に上ると予測した。28日付自由時報が報じた。

陳・衛福部長は、ピーク時は１日当たり10万人の想定で、防疫物資を準備していると述べた（行政院提供）

　陳・衛福部長は、人口が台湾の15倍の米国は、ピーク時の感染確認が１日当たり130万～170万人、２倍の韓国でもピーク時は60万人で、人口で推算するなら台湾全体で最大30万人だと指摘した。台湾は、マスク着用や手洗い、社会的距離（ソーシャルディスタンス）の確保など感染対策を徹底しており、感染確認が他国・地域を数倍上回ることはないと述べた。

　柯文哲・台北市長は同日、５月18日に台北市の１日当たり感染確認は50万人に上る恐れがあると述べた。その場合、必要に応じて、ナイトライフのいわゆる八大産業の営業停止や、飲食店の店内飲食禁止、企業のテレワーク（リモートワーク、在宅勤務）や教育機関のオンライン授業など、昨年６月のようなソフトロックダウン（都市封鎖）を導入すると語った。

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