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作成日：2008年9月15日_記事番号：T00010234
ナノキャリア、友華生技にがん新薬販売権
東証マザーズ上場の製薬会社ナノファーマは12日、台湾の友華生技医薬（オリエント・ユーロファーマ）とすい臓がん治療用の新薬「ナノプラチン」の臨床開発を共同で進め、同社に台湾、香港、東南アジア、オセアニア地域での独占販売権を認める契約を結んだと発表した。
友華生技との提携は臨床試験費用の節減と開発作業の加速が目的で、ナノファーマは将来的にロイヤルティー収入などを見込む。台湾では今後ナノプラチンの第１～３期臨床試験を行う。
ナノファーマは提携強化に向け、友華生技の全額出資子会社シンテック（英領バージン諸島登記）を引き受け先とする第三者割当増資を実施する。シンテックによる出資額は7,500万円で、出資比率は3.2％。調達資金はナノプラチンの臨床試験費用に充てられる。
