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台プラの第6ナフサ4期、環境評価を通過


ニュース 石油・化学 作成日:2008年9月15日_記事番号:T00010238

台プラの第6ナフサ4期、環境評価を通過

 
 行政院環境保護署は12日、台塑集団(台湾プラスチックグループ)の第6ナフサプラント第4期拡張事業(雲林県麦寮郷)に関する環境差異分析報告を承認した。これにより、既に昨年操業を開始した第4期拡張事業が環境対策面で合法性を認められたことになる。13日付経済日報が伝えた。

 第4期拡張事業は、ブタノールの生産能力を年25万トンに拡大するとともに、高吸水性樹脂(SAP)、無水マレイン酸(MGN)のプラントを新設する内容。ブタノールの生産能力は現在の1.5倍に拡大するが、台塑側は汚染物質の排出量を増やさないことを確約した。

 高吸水性樹脂は紙パルプの代替素材として需要が期待され、薄くて吸水性が高いため、紙おむつや生理用品などに応用される。年産2万4,000トンを見込む。高吸水性樹脂プラントで使用する工業用水はグループ企業の排水を再利用する。また、無水マレイン酸プラントの工業用水は海豊廃水処理場からの再生水を利用する。この結果、第6ナフサプラントで使用する工業用水のうち、再生水の利用比率は98.4%となり、経済部が定める75%を大きく上回る。