ニュース 医薬 作成日:2022年5月9日_記事番号:T00102406
経済部は8日、きょう9日から、新型コロナウイルス域内感染確認が特に多い▽台北市、▽新北市、▽基隆市、▽桃園市──の4市のコンビニエンスストア、ドラッグストア、スーパーマーケットの大手8社の計7000店舗で、米アボット・ラボラトリーズの抗原検査キットを販売すると発表した。購入は1人1回分までで、価格は180台湾元(約790円)以下。感染者の急増で高まる抗原検査キット需要に応える。9日付中国時報などが報じた。
コンビニで9日午前10時に販売が始まり、行列もみられた(9日=中央社)
販売する店舗は、▽セブン-イレブン、約2700店、▽全家便利商店(台湾ファミリーマート)、2000店、▽萊爾富(ハイライフ)、500店、▽OK超商(OKマート)、410店、▽屈臣氏(ワトソンズ)、280店、▽康是美(コスメッド)、210店、▽全聯福利中心(PXマート)、383店、▽美廉社(シンプルマート)、500店──。
セブン-イレブンと全聯は、医薬品販売許可を受けた店舗で、1店舗当たり1日50セット販売する。
OKマートは、全店舗で会員向けに、無料通話アプリ「LINE(ライン)」を利用し、他ブランドの検査キットも販売する。価格は1回分200元。
コスメッドも、他ブランドの検査キットも販売する。価格は1回分200元前後。
このほか、「TOKYU HANDS 台隆手創館」は8日、「福爾威創(FORA)」の検査キットを全10店舗で販売すると発表した。1回分220元だ。
なお、全民健康保険(健保)の特約薬局などで、全民健康保険カード(健保カード)や居留証などを提示して購入する実名制(本人確認)販売は、5回分1セットで500元。
5月に1億回分調達
蔡英文・総統は6日、政府は5月に検査キット1億回分を調達する予定で、供給状況は徐々に安定すると述べた。
中央流行疫情指揮中心(中央流行疫情指揮センター)指揮官の陳時中・衛生福利部(衛福部)長は、6日にアボットと検査キット2000万回分の追加調達を交渉しており、追加購入できれば政府調達の検査キットは計2億2000万回分になると述べた。
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