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NXPが8インチ工場閉鎖、台湾ファウンドリー受注増に期待


ニュース 電子 作成日:2008年9月15日_記事番号:T00010243

NXPが8インチ工場閉鎖、台湾ファウンドリー受注増に期待

 
 欧州IDM(垂直統合型の大手半導体メーカー)のNXPセミコンダクターズは12日、組織再編に伴って0.13マイクロメートル製造プロセス以下の8インチウエハー工場4カ所を売却または閉鎖することを明らかにした。12日付工商時報によると、今後同社による半導体製造の外部委託の総額は2010年までに10億米ドルに達する見込み。台湾積体電路製造(TSMC)や聯華電子(UMC)の台湾ファウンドリー2強、および日月光半導体(ASE)が受注増の恩恵を受けるとみられる。

 NXPは2007年末付で先端CMOS開発プロジェクト「Crolles2 Alliance」から脱退。現在TSMCと共同で先端CMOSの技術開発を進めており、強い提携関係にある。このため、NXPの今後の外注先として有力視されている。

 NXPは組織再編に8億ドルをかけ、工場4カ所を売却・閉鎖のほか、全世界で4,500人の人員削減を予定している。今後の外注委託の割合は40%前後にまで引き上げられるもようだ。